大龍寺の達磨(だるま)観音

2020年4月17日

 

 

 

 

 

 

 

大龍寺のだるま観音 ❝伝え❞

寺の山号は金粟山(こんぞくざん)、寺号を大龍寺といいます。
寺の伝えによると、今から1300年前第41代持統天皇の御世(686~697)に鎮護国家の為に創建されたのが始まりです。

大龍寺の本尊は腹帯子安観世音菩薩と言い、第77代天皇であった後白河院が安元元年(1175)に、孫の安徳天皇の托胎安泰の勅願所として安置したものです。

本尊は他に類がなく、お腹に大きな帯を結んでおり子授け・安産・子育てのご利益があるといわれ、遠離よりお守りを受けに参拝する人が多いそうです。

戦国時代、斎藤道三公や織田信長公、豊臣秀吉に仕え美濃三人衆の筆頭に挙げられた稲葉一鉄ゆかりの寺で多くの遺品が残されています。

今から500年以上前、真言宗であった大龍寺は廃寺同然に荒廃していました。
その頃全国行脚中であった瑞翁禅師(創建開山)がこの寺に立ち寄られ、「なんとしても復興せねばならぬ」と京都より身に付けてこられた達磨大師像を本尊様の傍らにまつり、伽藍再興を祈願し日夜不撓不屈の精神で成し遂げられました。

それ以来大龍寺の守り仏とされているそうです。

尊い達磨大師の分身が、祈願だるまです。
一体一体に祈願が成就するようにご祈祷をしてお札が貼ってあります。
年中授与いたしていて、さらに商売繁盛・必勝祈願などの祈祷を受けて授与を受けることも出来るそうです。

だるま供養、1月18日に催されていましたが現在はその年の日曜日開催になっております。
当日は祈願がすんだ、だるまを納め。
新しくだるまを授かる人々で賑い、午前10時より大般若祈祷会、午後1時よりだるま供養が行われます。
祈願がすんで奉納された祈願だるまが境内に積み上げられ、読経の中福竹の炎によって供養いたします。
夕方までに例年約1万体が供養されるそうです。

今年は、❝心や身体の相談2❞を新設し、だるまの精神を授かり祈願をしました。
大龍寺境内の写真を添付したしますね。
また、世界中の人々に七転び八起きの精神を祈願に致します。